建築基準法には構造に関する耐震性能の最低の基準が定められていて、木造では数百年に一度発生する地震(震度6強〜7)でも倒壊しない強さの構造を定めています。
建物を新築する場合は、建築確認申請をして構造等の安全基準を定める建築基準法に適合していることの確認をしますので、数百年に一度発生する地震(震度6強〜7)でも倒壊しない強さの建物の構造を有していることになります。
それ以上の強度の設計をする目安として、等級1の1.25倍を等級2、等級1の1.5倍を等級3としています。
木造は、鉄と比べて質量あたりの強度が高く軽量なので、耐震設計をすれば耐震性能を強化することができます。
・耐力壁を多くする。(モノコック構造)
・建物を軽くする。
・壁面は均等に配置する
・水平面を強化する。(剛床構造)
現行の建築基準法の基準を満たしていれば、数百年に一度発生する地震(震度6強〜7)でも倒壊しない強さの建物といえますが、より耐震性を望む場合は、耐震等級2~3の設計を構造設計CADシステムで行います。
制振装置は、繰り返しくる地震で蓄積されるダメージを軽減することを目的に装着しています。
※耐震性能の証明書が必要な場合は、指定確認検査機関・登録住宅性能評価機関・住宅瑕疵担保責任保健法人の行う、構造計算適合性判定の手数料と証明書を発行する業務の手数料がかかります。
※震度6強~7:人は揺れにほんろうされ立って居られない状態で、家具は飛散し、外壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。建物は、壁などのひび割れ・亀裂が入りまれに傾くことがある。古年の建物は倒れるものが多くなる。震度5強:大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しく感じる。棚にある食器類や本が落ちる。壁などにひび割れ・亀裂が現れる。[気象庁震度階級関連解説表より抜粋]